毎日が新しい

絶対オススメ!タイ2018年最強のドラマ 『ブッペーサンニワート』

2019/03/18
 
この記事を書いている人 - WRITER -
kyoko
IT音痴で、SMSも何だかコワイ・・・。そんな私がタイに来たのをきっかけにブログを始めました。興味があるハーブや精油を深く知りたくて、しばらくタイに滞在するためにロングステイビザを取り、チェンマイで友人等に助けてもらいながら日々過ごしています。何にもできなかったこの私でも、見知らぬ異国の街で楽しく暮らせています。もし、リタイア後、タイに住んでみたいけど何だかおっかない・・・と思っている方がいらっしゃれば、このブログが少しでも参考になれば幸いです。

Sawatdii kha!

2018年もあと1日…。

今年一年、みなさんどんな一年を過ごされましたか。

私自身いろんな変化がありました。タイに来たからこそ気づいたこともたくさんありました。想定外のこともたくさん、と言うか想定外だらけでしたよ。

今まで何度となく言われてきてたけど、今一つ腑に落ちなかったあのこと、このことが、

あ、こういうことだったんだ✨

と、膝を打つことも。まるで目が覚めるような感覚でしたが、これはAHAと言うことでしょうか、茂木先生?天からスッと降りてくるように、一瞬にして了解する、なんてことも体験しました。

良くも悪くも、以前の環境では経験し得なかったことを

経験できた一年でした。

何のこっちゃ、聞いてもわかりませんよね。ま、とにかく、私は突然の閃きから、大きな流れに乗ってここまで来ました。

これをタイ人の友人はカルマだよ、と言います。

人を傷つければ、来世で償ったり、リベンジされたり。

徳を積んでいるなら、逆にそれに見合ったお返しを受けたりするんです。

タイは仏教国。輪廻転生、魂、カルマという考えが人々の意識に深く根付いています。

なので、人・ 生き物を助けるとか、お坊さんに喜捨するなどして、徳を積みカルマを清算するよう心がけている人が多いのです。

…で、前置きが長くなりましたが、

実はぜひ紹介したいドラマがあるんです(#^_^#)

今年タイ国民の心をわしづかみにしたドラマ、『ブッペーサンニワート』~運命の恋~✨

今年の5月からテレビ放映された、ずっこけラブコメですが、実はこういうタイならではの考え方が根底にあります。

 

あらすじ💚

1682年ごろのアユタヤ王朝が舞台。ちょうどヨーロッパ列強が豊かなアユタヤに近寄ってきたころです。

そのころの歴史的事件を背景に、実在の王様側近の人々が繰り広げる恋愛ドラマです。

王様の星読みを努め、学者でもある王宮高官。その名家の息子ムーン(クン・ピー→お兄様 と呼ばれてます)と婚約者ガラゲーのお話です。

ガラゲーはピサヌロークという地方都市の領主の娘でしたが、政変で両親やすべてを失い、ただ一人国を追われ、お付きの2人を連れ、父親の盟友のこのアユタヤ王国の高官に引き取られます。父親同志の約束で、ガラゲーはクンピーと結婚する事になっているのでした。

ところがこのガラゲー、超我が儘で、ヒステリック。幼い頃からのお付きの召使いにさえ、気に入らなければ殴る蹴るのパワハラ状態。気位が高く、クンピーの母親、当主夫人にもエラソーな態度です。当然、この家の嫌われ者。

挙げ句の果ては、男前のクンピーを気に入ったガラゲー、召使いを使って恋敵を殺そうと画策します。

暗殺計画は失敗しますが、そのために恋敵の女官が死んでしまいます。

大きな事件に、誰もがガラゲーを疑います。恋するクンピーの前ではしなを作り、無実を訴え、作り涙を流しますが、彼女を信じるものはだれ一人いません。

クンピーも性悪なガラゲーを憎み、婚約破棄を願うのですが、犯人だという証拠もないし、父親同士の約束だからと、お父さんは許しません。

そこで、クンピー一家は祈祷し、ガラゲーが無実かどうかを神に尋ねるのでした。

結局、祈祷の結果、ガラゲーの魂は地獄に行くのですが、そのときなぜか現代のアユタヤにタイムスリップ!アユタヤの歴史が大好きな大学生、ゲスランを遺跡で待ち伏せし、あることを頼むのです。

過去のアユタヤの自分の体の中に入って、周りの人々に、ガラゲーの面目躍如して欲しいと。

地獄に連れて行かれる間際になって、後悔したのですね。自分のしたことを。恐ろしくて。

わけもわからず、お化けに驚いて家に帰る途中、現代っ子のゲスランは、あっけなく事故死!そして、ガラゲーの願い通り、ゲスランの魂は過去にタイムスリップするのでした。

かくして、彼女はガラゲーとして、アユタヤに生きることとあいなりました。

新ガラゲーは、思ったことをすぐ口にする現代っ子。だから昔の男尊女卑は許しません!

 

素直で心の美しいゲスランと、性格の悪かった元もとのガラゲーとのギャップに何も知らない家族たちは面食らい、怪しみます。

気が狂ったのではないか?それとも演技?

そして、言葉のギャップ。昔の丁寧な宮廷言葉と今の軽い言葉はかなり違うそうです。

なので、このドラマでタイ語を覚えて使うと、日本の時代劇か宮中言葉のようになるので、気をつけてくださいね!

ゲスランは歴史の専門家なので、アユタヤ王国の歴史に詳しく、実際に目の当たりにするアユタヤのあれこれに日々感激!好奇心旺盛で何でも見たがり、知りたがります!

しかし、これから何が起こるのかも、知っているためにあとあと、苦しい思いもする事になります。

そうこうするうち、新ガラゲーは根っからの明るさと優しさで、次第に周りの人々の心をつかんでいき、最後はクンピーとハッピーエンド💕

歴史上の大事件をベースに、恋敵がからんできたりと、ストーリーはまるでNHKの大河ドラマのようなスケールで進んでいくので、話にとても深みがあるのです。

☆☆☆社会現象に

タイの文化・歴史に詳しい友人Bによると、時代考証が、衣装や建築様式はもちろん、言葉遣い、生活用品、生活習慣に至るまで、本当に正確に描かれているそうです。

なので、学校でも社会科の授業で取り入れられるほど。そして、歴史に興味を持つ高校生が増え、今年の大学受験では歴史を専門に選ぶ学生が大幅に増えたとか。

そして、舞台になったアユタヤにも人が押し寄せ、遺跡辺りに主人公と同じような王朝時代の服を着て、写真を撮る女子たちで溢れかえったらしいです。

テーマソングはあちこちで流れ、ガラゲー達はLINEのスタンプにも登場。

セブンイレブンのテレビコマーシャルでは主人公の2人が、まるでドラマの延長のように出ています。コンビニの店先には写真を撮るための、顔のところをくり抜いた等身大のパネルも。

こんな感じで遊べます~

 

首相も大ファンで、ドラマ終了後に俳優やスタッフを招き、大パーティを開催。

 

中央が首相

 

そして最終回は映画館で上映。俳優たちの涙、涙の舞台挨拶のあと、ファンとともに鑑賞。

放映が終わったあとには『ブッペーサンニワート』ロスなるものもあったのでは!?と想像します。

 

人気はタイ人だけでなく、YouTubeでは、すぐに中国語、韓国語、英語、ロシア語の字幕が作られたほど。残念ながら日本語はありません(>。<)!!

 

面白いドラマですが、ストーリーは歴史が絡んでいるので、少々わかりづらさも。。。

私は英語版をみましたけど、全12話中、半分はタイ人の友人が背景~歴史、当時の週間、登場人物について~ 解説してくれたので、

は~、なるほどねー!

と、わかった次第です(v_v)

そして、深刻な歴史とは裏腹に、新ガラゲーがオモロイ子! 美しいお顔なのに変顔するし(>。<)

それ以上にクンピーとの2人の不自然なシーン!そんなに近寄ったら、顔見えないでしょう、なんていうやりとりなどが、タイドラマって、こういうの???と、楽しめますよ😆

 

☆☆☆ストーリーの鍵は

ガラゲーがわざわざタイムスリップしてゲスランを選んだのには、深~い理由があるのです。そこに、タイらしいtheoryが。

輪廻転生、カルマ、魂 ですが、そこらへんがとても上手く作られています。

歴史好きな人なら、16世紀始め、アユタヤに渡った山田長政をご存じでしょう。彼の孫娘が主要人物の1人です(*^^*)

こんなにもタイ国内を虜にしたドラマ、日本でも絶対熱狂するにちがいない(*゚▽゚)と思うのです💖

タイに避寒されてる方も、寒い日本にいる方も、YouTubeでぜひぜひご覧くださいませ💖 きっとガラゲーにはまりますよ~


 

この記事を書いている人 - WRITER -
kyoko
IT音痴で、SMSも何だかコワイ・・・。そんな私がタイに来たのをきっかけにブログを始めました。興味があるハーブや精油を深く知りたくて、しばらくタイに滞在するためにロングステイビザを取り、チェンマイで友人等に助けてもらいながら日々過ごしています。何にもできなかったこの私でも、見知らぬ異国の街で楽しく暮らせています。もし、リタイア後、タイに住んでみたいけど何だかおっかない・・・と思っている方がいらっしゃれば、このブログが少しでも参考になれば幸いです。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© happy witch switch on ! , 2018 All Rights Reserved.